リモワは、ドイツのケルンで1898年に生まれたスーツケースブランドです。
カバン職人のポール・モルシェックが、牛革でスーツケースを作ったのが始まりでした。
1930年に息子のリチャードがブランドを継ぎ、リモワに改名。
リモワのスーツケースで特徴的なのは、波型の凹凸加工です。
凹凸加工にすることで、平らなスーツケースよりも2倍の強度になります。
リモワは、飛行機のボディから着想を得て、外からの衝撃を和らげる構造にしたのです。
今では多くのスーツケースがリモワのようにボディに凹凸を作って強度を上げるようにしていますが、リモワが初でした。
実際にリモワを持って驚くのが、その軽さです。
リモワはアルミ製のスーツケースに加えて、2020年よりポリカーボネートという軽量の素材も取り入れるようになりました。
ポリカーボネートは、飛行機の窓などにも使用されており、その強度と軽さが特徴です。
ポリかボーネートが使用されているSALSAシリーズは、最軽量で2キロ。
飛行機では重量制限がありますが、リモワのスーツケースを使うことで重量を抑えられます。
リモワの魅力は、そのシンプルなデザインです。
無駄な装飾がなく、シンプルなロゴと美しい色でさまざまな年齢層から支持されています。
アルミケースは、シンプルなスーツケースをステッカーやシールを貼り、オリジナルのスーツケースを作っている人も多いです。
訪れた場所にまつわるシールやステッカーを貼っていき、自分だけのリモワを作る楽しみもあります。
リモワの価格帯は、最低でも15万円〜。
修理をしながら長く愛用する人も多いです。
リモワは、モンクレールやポルシェ、航空会社などとのコラボモデルを発表しており、リモアのよさはそのままに新しさを取り入れています。
スーツケースブランドを牽引するリモワは、今後も常に話題を起こしてくれるでしょう。
機能と美しさの両方を兼ね備えたリモワを、旅行のお供にいかがでしょうか。